2013年6月14日 (金)

しばらく更新しなかった。

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飽きちゃってた。

まあ、ぼちぼち。

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2013年3月15日 (金)

さよなら「わ89-101号」 わ鐵 初代車両の思い出

01

わたらせ渓谷鐵道、「わ鐵」の話です。
わ鐵ではこの春、車両の入れ替え、交代があるそうですな。

平成元年(1989年)の開業以来、24年間走り続けてきた初代の車両、
「わ89-101号」が長年の務めを終えて、この年度末、3月31日限りで引退する、と。
同じ型の車両は5両あったそうですが、順次廃車されていって、
開業時から走ってきて、今あるのはこの1両だけだ、と。

代わりに新型の車両1台が、既に2月末、搬入・納入された、と。
新しい車両はまだ走っていません。

で。
引退する古いほうの初代車両、「わ89-101号」ですが。
わ鐵のスタートから、いわば一時代を支えた車両の引退を記念して、
わたらせ渓谷鐵道株式会社がまたいろいろとイベントを仕掛けてきた。

タイトルは「オリジナル塗装復活!!  さよなら わ89-101号 」と。

まず、この車体の塗装を変える。
現在は銅(あかがね)色に塗装されている車体を、
最初に登場した時の、ベージュと紫紺色のツートンカラーに復元する、と。
わ鐵の車両も、ずうっと同じ色だったのではなく、カラーリングは変化してきたんですね。
それを、いまは懐かしい、最初の若いときの姿にお化粧直しする、と。
24歳若返る。こういうマネは人間ではできない。
そういえば最初はツートンカラーだったような気がする。
この復元、歴史的、史料的な価値もありそうだ。

そのうえで、期間限定で運転する、と。
↓詳しくは、わたらせ渓谷鐵道ウェブサイト
http://www.watetsu.com/

↓概要
………………………………………………………………………

【1】普通列車として運転
3月20日(水・祝)から3月29日(金)まで、定期普通列車として運転。

【2】記念列車として運転
最終日3月31日(日)に、記念ヘッドマークを掲出した臨時列車・快速「さよなら101号」として桐生駅~間藤駅を1往復運転。

【3】静態保存
引退後の「わ89-101号」は、大間々駅北側駐車場にレールを敷設して展示予定。

………………………………………………………………………

まあ、開業当初から走ってきて、唯一最後に残った歴史的車両の引退。
その花道を飾る、いろいろな企画で盛り上げよう、と。

ここまでは新聞記事にもなっていましたし、ご存じの方も多いことでしょう。

02

わたらせ渓谷鐵道の開業以来、24年間走り続けて、最後の1台になった初代車両の引退。
「さよなら わ89-101号 」のニュースを見て、個人的に「あっ」と思いました。
この引退する車両「わ89-101号」、去年12月1日に、たまたま乗ったんです。
ああ、あれか、と、感慨深く思い出しました。
わ鐵は各車両に愛称が付いていて、ヘッドマークに名前があります。
これは愛称「こうしん」。庚申山から取ったのでしょう。

去年12月1日から今年2月28日まで行われた第9回わたらせ渓谷鐵道各駅イルミネーション事業。
その初日の点灯式が、今シーズンは、みどり市東町の神戸駅で行われた。

↓イルミネーション点灯式概要
………………………………………………………………………

平成24年12月1日(土)15:00~18:00
会場:神戸駅
内容:点灯式典・イベント
★アンカンミンカンお笑いライブ(みどり市観光大使)※吉本興業所属
★ゆるキャラと記念撮影
★ドリーミーベル(ハンドベル)
★千紫万紅(ダンス)

………………………………………………………………………

近年、4年続けて点灯式には出かけています。
もちろん、わ鐵に乗って。

第6回 沢入駅  (2009年)
第7回 運動公園駅(2010年)
第8回 足尾駅  (2011年)
第9回 神戸駅  (2012年)

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去年の12月も一日フリーきっぷ(大人1,800円)で出かけた。
ただ直接、神戸へ行くだけではつまらないから、
桐生駅発12:00の下りに乗り、終点・間藤まで往復だ。
間藤着が13:35、この車両が折り返して上りの出発が13:59。
だから間藤で24分間ほど止まっている。

運転士も、乗客もしばし休憩。
若い運転士と雑談になった。

この車両、いちばん最初の古い車両なんです。
今年度いっぱいで廃車になるんですよね、
まだ暖房なんか、よく効くんですけどね、と。

へええ、そうなんだ、と思って、急に関心を持った。
車両の写真もいろいろ撮ってみた。
「宇都宮 富士重工 平成元年」のプレートも撮った。
車体ヨコに塗装された「わ89-101」の文字も撮った。
車内のシートはロングシート。
ヨコに長いシートだけで、ボックスシートはない。シンプル。

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写真をいろいろ撮っておいてよかった。
上りもこれに乗って、神戸で下りた。

この、わ鐵の歴史的な車両が、24年前の姿に塗り替えられて大間々駅に静態保存されるという。
何か縁があったような気がしている。また会いに行ってみたい。

もうひとつ思い出した。

あまりいい思い出ではないが、わ鐵の歴史から消すわけにはいかないだろう。
わたらせ渓谷鐵道が開業したのが平成元年(1989年)3月29日。
それからわずか1カ月半後、あの事故は起きた。
5月14日、日曜日の夜のことであった……

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桐生・絹撚記念館、姿現す

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群馬県内最古級という洋風石造建造物、桐生市指定文化財の絹撚記念館
(市内巴町二丁目、旧模範工場桐生撚糸合資会社事務所棟)
の改修工事が行われていました。

建物を覆っていた工事用シートが外され、工事用の足場を外す作業も進んでいます。
改修なった絹撚記念館が、その姿を現しました。

建物として最も美しかったと想定される昭和9年(1934年)当時の姿に復元した、と。

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外壁の色は薄紫色になる、と聞いていた。
じっさい見てみると、あずき菓子のような、というか、
あずきの和風ケーキのスポンジのような、というか、そんな感じの色。
モルタル壁なので、スポンジ感があります。
あるいは、羊羹(ようかん)のようだと見る人がいるかも。
洋館だけにね。

おいしそうな(?)絹撚記念館。
歴史資料の展示施設として新年度にオープンする、と。
有料ですが、入館料は150円になりそうだということです。

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2013年3月13日 (水)

桐生・有鄰館で「匠の道具美術展」

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「匠の道具美術展―職人の道具は美しい」が始まりました。
3月12日(火)~18日(月)、
午前10時~午後5時ですが、
16日(土)だけは午後8時半まで。

桐生市本町二丁目、有鄰館・塩蔵で。
入場無料。

使い込まれた仕事道具の数々。
やはり刃物系も多いですね。
これを仕掛けたイシイさんは、
「凶器準備集合罪だ」と冗談を飛ばしていましたが。

鞄屋さんの道具。
革の学生鞄に、中学校や高校の校章を押す「押し型」、いいね。
懐かしい。
今はもうなくなってしまった中学校の「押し型」も。
高校のでは、桐商の「押し型」が天地逆さまに展示されていた。
商業だから、あのヘビのデザインのやつね。
ご愛嬌。

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和菓子屋さんの木型がおもしろい。
お祝い事の記念の砂糖菓子などをつくるのでしょう。
「鯛」や「海老」や「鶴」の形にするのに木型を使う。
かなり精巧な木彫だ。

幼稚園、小学校の卒業記念お菓子の注文もあるのでしょう。
具体的な園名、校名の入った木型も用意してるんですね。
「西小」「西幼」「南幼」などがありました。

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理容店、床屋さんの剃刀を研ぐ「革砥」。
革製だから「砥石」じゃない。
なんで革で刃物が研げるんだか、不思議だったな、子どものとき。
いや、今でも不思議、分からない。

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2013年3月10日 (日)

中央前橋駅の合格スポット「五角堂」

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上毛電鉄で前橋まで出かけて、初めて見ました。
中央前橋駅に到着して、電車を下りて、ホームから改札を出る所のスペースに、
「五角堂」という、小屋というか、まあ、お堂が建っている。
形は確かに五角形で、大人の男性の背ぐらいの高さ。

受験シーズンに合わせ、上毛電鉄が中央前橋駅構内に合格を祈願する「五角(合格)堂」を設置している、と。
駅の人に聞いたら、「五角」は「合格」のゴロ合わせなんだそうです。
もう2年前から、受験シーズンにやっている、と。
上電は高校生の利用者、多いですからね。

じつは、上毛電鉄は、昭和3年(1928年)11月10日の営業開始以来、一度も脱線事故を起こしていないんだ、と。
中央前橋―西桐生間の25・4㌔の営業を開始して、今年で85年。
(まあ、脱線事故なんて、滅多に起きては困ります。先日の秋田新幹線こまち脱線は驚いた)
五角堂には、その縁起のよい枕木とレールが奉納されている、と。
枕木とレールから作った「五角のいす」というのも置いてありました。

「無事故無脱線祈願」ということで、
「目標を持って進む人々が、脱線することなく目的地に、志望校にたどりつけるように」との趣旨だという。
新たな「合格祈願スポット」としてアピールしている、と。

3シーズン目だそうです。
今シーズンも、前橋市内の菅原神社の宮司が祈願を行った、と。
(お堂とは仏教寺院の建物だと思うが、まあ神仏混淆、神仏習合ということで)

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五角堂のわきには、合格祈願の絵馬を吊るす板、ベニヤ板の大きいのが設置されていました。
絵馬も上毛電鉄がたくさん用意して、受験生たちにサービスしたそうです。
数に限りがあるので、今シーズンはこれまで、と。

枕木チップを入れた「脱線しないお守り」(1個300円)も販売している、と。
「脱線しないお守り」は、合格達成だけでなく、恋愛成就など5種類あって、
中央前橋駅と西桐生駅で発売しているそうです。

ところで、ごく最近のデータですが、
上電の各駅ごとの乗降客数で、西桐生駅が中央前橋駅を上回った、という話です。
これは、いま会期中の桐生市議会3月定例会の予算特別委員会でも出ていました。

中央前橋駅と張り合うわけじゃないけど、
西桐生駅にも「合格祈願スポット」があったら面白いですよね。

http://www.jomo-news.co.jp/ns/8813559269063942/news.html

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2013年3月 3日 (日)

桐生市南公園野鳥観察会

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しばらく前の話です。
またまた、バードウオッチングの話の続編です。
続編か? 第2部か?

①2月10日(日)吾妻公園バードウオッチング
②2月16日(土)桐生市南公園野鳥観察会
③2月17日(日)桐生自然観察の森バードウオッチング

①に参加したのに続き、
②の南公園にも行ってきました。

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今回、野鳥観察会に上毛新聞社の取材が入りまして。
(桐生ケーブルテレビも)
2月18日(月)付、上毛新聞地域面「東毛」に記事が載りました。
カラー写真に、ワタシも比較的大きめに写ってます。
記者が撮りたいような構図になるように位置取りしたからね。

①と②はいずれも財団法人桐生市スポーツ文化事業団が主催。
かつての体育協会、文化事業団、施設管理協会が合併し現事業団になり、
公園の管理・運営は事業団の公園事業部が担当している、と。

桐生市南公園野鳥観察会は第4回だそうで。
2月9日(土)から恒例の梅まつりも始まっているわけだが。

寒い。とにかく。

風が冷たくて、梅見、観梅どころじゃないですな、まだ。
梅の花も、紅梅のごく一部がほころんでいるだけで、まだまだ全然です。
今年は開花が遅れているそうです。
(※2月16日時点のハナシです)

そんな寒風の中の野鳥観察会。
鳥もやっぱり、あまり寒いと動かないそうで。

でもね、せっかく皆さん集まったんだから、
風の弱い、鳥のいそうな陽だまりを求めて、
公園内、特に外周の木立ちの遊歩道、散策路を一周だ。
これはこれで、とても新鮮。
南公園、けっこう広いし。

講師には、桐生自然観察の森レンジャーの方が来てくれて、
いろいろ教えてくれます。
これは前週の吾妻公園と同じです。

専門家の桐生自然観察の森レンジャーの方によると、
この日、南公園で見られた野鳥の種類は、

ハシブトガラス
ヒヨドリ
シジュウカラ
トラツグミ
カケス
メジロ
トビ(上空を旋回する猛禽類)
シメ
ツグミ
シロハラ
ジョウビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)
ヤマガラ
ノスリ(上空を旋回する猛禽類)
アオジ

などなどだという。

自分的には、
メジロ
ツグミ
シロハラ
ジョウビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)
ヤマガラ
などが分かった(もちろん教えてもらいながら)のが収穫であった。

メジロはきれいな緑色。ウグイスじゃないのにウグイス色?
南公園の野外ステージの背景に赤いサザンカが咲いていて、
花の蜜を吸ったり、花粉を食べたりしているのだそうだ。

メジロがサザンカの茂みの中を盛んに動く。
サザンカの赤、メジロの緑がいい取り合わせだ。
あっ。鳥合わせなんて、うんまいこと言ったな。

「梅にウグイス」の景色は見られなかったけれど、
「サザンカにメジロ」、よかった。

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南公園の芝生広場の方に移動したら、
「ツグミとシロハラのケンカ」というのが見られた。
写真にも撮れた。
(ケンカ写真の左がツグミ、右がシロハラだと教わった)

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さらに、シロハラ単独の写真が、かなり近い距離で撮れた。

ジョウビタキ(オス)
ルリビタキ(オス)
ヤマガラ
などの色柄もきれいなもんだ。

ルリビタキは前週、吾妻公園でメスだけ見た。
今度は南公園でオスを見られ、念願かないました。

………………………………………………………………

野鳥観察とは別の話ですが。

南公園野外ステージのまわりの林。
木の葉が落ちた木の枝に、けっこう鮮やかな黄緑色の繭(まゆ)があった。
昆虫の繭ですよ。
双眼鏡や望遠スコープで見ると、黄緑色の繭の外側に黒い点が三つ付いている。

桐生自然観察の森のセンセイによると、
ウスタビガの繭で、あの黒いポチポチは、産み付けられたガの卵だそうだ。
卵は野鳥のいいエサになるという。
まだ鳥には見つかっていないらしい。

桐生自然観察の森のセンセイは、何でも知っている。

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2013年2月13日 (水)

バードウオッチング入門 ルリビタキ♀を撮影しました

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バードウオッチングの話です。

①2月10日(日)吾妻公園バードウオッチング
②2月16日(土)桐生市南公園野鳥観察会
③2月17日(日)桐生自然観察の森バードウオッチング
いずれも午前10時~正午。事前申し込み不要。

どうも、そういう季節らしい。
木の葉が落ちて、素人でも鳥を見つけやすいらしい。
一度参加してみたい、ということで。
①2月10日(日)吾妻公園バードウオッチング
に参加してみました。

吾妻公園では去年5月にも行われたそうです。
①と②はいずれも財団法人桐生市スポーツ文化事業団が主催。
かつての体育協会、文化事業団、施設管理協会が合併し事業団に。
公園の管理・運営は事業団の公園事業部が担当。

講師には、桐生自然観察の森レンジャーの方が来てくれて、いろいろ教えてくれます。
双眼鏡の貸し出しあり。

ワタシは長年愛用の、安物の8倍×口径30㍉を持って、自転車で出かけました。
(8倍ぐらいがちょうどいい、と分かった)
集合場所は吾妻公園駐車場。
20人以上はいましたね。
バードウオッチングを趣味にして、あちこち出かけて経験を積んでいる人も多いようでした。

一行ぞろぞろ歩いて、いろいろ教わりながら、
おなじみの公園内をじっくり、ゆっくりひと回り。
おなじみの吾妻公園が、なんだか新鮮に感じる。

専門家の桐生自然観察の森レンジャーの方によると、
この日、吾妻公園で見られた野鳥の種類は、

ハシブトガラス
カケス
モズ(メス)
ウソ
ヒヨドリ
ルリビタキ(メス)
シロハラ
シジュウカラ
メジロ
キクイタダキ
コゲラ
ヒガラ
ヤマガラ
エナガ

などなどだそうです。

ド素人の、まったくの完全なる初心者のワタシの場合、
「あそこに○○がいる。あれが○○ですよ」と教わって、
「ああ、あれが○○ですか、ハァ、ヘェ、そうなんですか」と。
はなはだ不確かな反応しかできない。頼りないこと、この上ない。

それでも、指差してもらって教わって、
「あっ、あそこにいる」と見られた鳥は、
カケス
モズ(花菖蒲園の杭の上に止まっていた)
ヒヨドリ
ルリビタキ(メス)
メジロ
ヤマガラ
キクイタダキ
など。

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ルリビタキ(メス)は唯一、写真に取れた!!
吾妻公園の上の方の池の周りにいた。
もちろん、あれがルリビタキ(メス)だと教わったから分かったんですよ。
メスよりオスの方がきれいで、名前のとおり瑠璃色だそうです。
見てみたい。

それと、キクイタダキ。
初めてその名前を聞きました。
木の上の、高いところの枝を動き回っている。
1羽じゃない。何羽かいるのが見える。
ほぼ真上を見上げる形になり、首が痛いようだ。

小さい鳥だ。
日本国内では最も小さい鳥なんだって。
全長10㌢、体重は3~5㌘だそうです。
ホバリングして、ようするにヘリコプターのように空中停止して、
枝の昆虫とか、昆虫の卵を捕食するそうだ。

世界最小の鳥、ハチドリのことを思い出しました。
ハチドリもホバリングして、花の蜜を吸うんだそうですね。

で。
バードウオッチャーのあいだでは、キクイタダキ、人気者のようだ。
相当詳しい参加者のみなさん、
自然の森の専門家のみなさん、
「キクイタ、かわいいね~」などと、
略称というか、愛称で呼んで見上げている。

ワタシは、初めて聞く名前だというのに。

キクイタダキという名前は、
頭頂部に黄色い冠羽(かんう、かんむりばね)があるため、
「菊を戴く」という意味から付いたんだそうです。
(戴くは、頂戴いたします、のダイ)
高い枝にいるので、今回、アタマの色は分かりません。

また、
シジュウカラ(四十雀)という名前は知ってましたが、
ゴジュウカラ(五十雀)というのもいるんだそうで。
初めて知りました。
木の幹に、アタマを下にして逆さまの姿勢で止まったり、
アタマを下にしたまま木を下りたりするんだそうです。
今回は見られなかったけれど。
おもしろそう。見てみたい。

ロクジュウカラ(六十雀)やナナジュウカラ(七十雀)もいるのか?
(高齢社会だから?)
それはいないそうです。

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少しだけ新しいことを知ると、自分の無知がよく分かる。
その原則をまたまた痛感いたしました。

次回の2月16日(土)、南公園野鳥観察会にも行ってみようかな。
梅もちらほら、咲き始めたというし。

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近藤酒造を訪ねる天国のような旅

01

みどり市大間々町の醸造文化と、おいしい新酒の話です。

大間々では現在、酒造業2軒、醤油醸造業1軒が営業しています。
「福栄」の奥村酒造さん、一昨年に見学させてもらいました。
「日本一しょうゆ」の岡直三郎商店さん、一昨年も昨年も見学させてもらいました。

自分でも関心あるテーマです。
昨年の今ごろ、岩宿博物館の第53回企画展「醸造の文化史―みどり市の酒・醤油―」も見学したし。

http://blogs.yahoo.co.jp/noyama_walker_karasawa/3373595.html

三軒のうち、これまで見学のチャンスがなかった「清酒 赤城山」の近藤酒造さん。
ついに念願かないました。
新酒のシーズンに毎年行っているというグループに合流させてもらいまして。
見学できて、おいしい新酒を試飲できて、もう最高。

これは立派な「旅」ですから、わたらせ渓谷鐵道に乗って出かける。
桐生―大間々は片道運賃270円。
18時06分発。
乗っているときから期待が膨らみ盛り上がる。
渡良瀬川を渡り、相老を過ぎ、大間々へ。

お邪魔します。
初めての見学です。

いや、もう。
いきなり、「もろみ」と大吟醸の生、本醸造の生の飲み比べなんか用意されていたりして。
ありがたくて申し訳ないようだ。
口当たりがよくて、飲みすぎてしまうのが怖い。
おいしすぎて警戒。

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工場見学は、まず、おいしい水を提供してくれる井戸を拝んでから。
はしごを上がって、仕込みタンクを上から覗かせてもらう。

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仕込みタンクの中では、白い「もろみ」が発酵して、ブツブツ泡を出している。
炭酸ガスがどんどん発生しているようだ。

タンクの上に顔を近づけたら、炭酸ガスを吸い込んだ。
びっくりした。
鼻から炭酸水を吸い込んだような衝撃。ガツンとくる。

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大吟醸の生も、本醸造の生も、素晴らしくおいしい。
が、しかし。さらなる驚きは「ふねくち」だ。
ほかの酒造メーカーでは「ふなくち」とも「ふなぐち」ともいうようだ。
(「菊水」なんか)

熟成した「もろみ」を搾って、新酒と酒粕に分離する作業が「しぼり」。
そのためのプレスマシーン「連続式もろみ圧搾機」。
これで搾って、その酒槽(ふね)から流れ出る、
まさに搾りたてのお酒が「ふねくち」だ、と。

近藤さんが、柄杓で汲んで試飲させてくれる。
なんともいえない、濃厚で、しかしフレッシュな生原酒!!
アルコール度数は約19度だそうです。

このトシ(年齢)になっても、まだまだ素晴らしい体験があるなあ。
生きててよかった、と。
そういう天国のような大間々の旅でした。

近藤酒造さん、ありがとうございます。

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堀マラソンは「冬のイベント」か?

Up

史上最多の8605人がエントリーした第59回桐生市堀マラソン大会。
2月10日(日)は、風もなく、暖かく、春めいて、いい日和でした。
開会式の中学生の合同ブラスバンド演奏、よかった。

ワタシはもうだいぶ以前に、ファミリーの部(3㌔)で走ったことがありますが、
近年はランナーとして参加していない。
でも毎年、会場に出かけて見物します。

お祭り見物みたいなもので、たくさんの人たちを見るのが好き。
基本的に、健康で、幸せな人たちが集まってくるわけだから。
明るい笑顔がたくさん見られる。

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今年はこんなことを考えました。
季節感(季節観?)のことです。

桐生タイムスの今年の記事では、
「桐生市の冬の一大スポーツ祭典」とある。
堀マラソンは「冬のイベント」かなあ、と少々ギモンに思った。

そうしたら、主催者の桐生市の開催要項・開催趣旨にも「冬の一大イベント」と書いてあるんですね。
桐生市体育協会初代会長 堀 祐平氏の業績をたたえるとともに、
冬の一大イベントとして、市民スポーツの普及振興、体力の向上、健康増進につとめ、
さらに明るい健全なまちづくりと桐生市の活性化を図ることを目的とする。

まあ、主催者がそう言ってるんじゃ仕方ない、ということもあるでしょうが。

しかし、以前は桐生タイムスの記事も、
「桐生のまちに春を呼ぶ、早春のスポーツイベント」
とか
「ランナーたちが春風のように目抜き通りを走り抜け、市民スポーツの花を咲かせた」
とか
大袈裟かもしれないが、春めいた、うんまい記事を書いていたと思う。
(記者にとって季節感はとても大事な感性だが、書き手によって随分違う)

堀マラソンは「冬のイベント」なのか? 「春のイベント」なのか?
そりゃあ、じっさいには寒くて雪が降ることもあるけどね。
でも2月第2日曜日に催される訳ですから、もう節分・立春は過ぎている。

日に日に日脚が伸び、日差しが明るくなり、
人々が春を待ちわび、待ち焦がれているときですよ。
冷たい風の中にも、小さな春の花を見つけたい、そんな気持ち。
かすかな春の気配をかぎわけようと、そんな気分になっているときですよ。

寒さで縮こまった体を動かしたい、のびのび開放したい。
さあ、みんなで一緒に、笑顔で本町通りを走ろうぜ!!と。
そういうイベントだと思うんですよね。

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だから、まだ寒い時期だから「冬のイベント」だなんて簡単に言わないで、
ワタシ的には「桐生に春を呼ぶ、早春のイベント」って言いたい。
その方が盛り上がるでしょう、せっかくの一大スポーツイベントが。

「ソウシュン」と言っただけで、パアッと明るく前向きな、フレッシュな感じがする。
堀マラソンの賑わいが、桐生のまちに春を運んでくる、そんな感じがするじゃないですか。

言葉の季節感って、大事だと思うんですよね。
言葉ひとつで、気持ちが違うってことがある。
ホントに。

うるさいことを申し上げました。
失礼。

もうすぐ春ですね。

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2013年1月30日 (水)

観音院にガチャおもちゃ 仏像フィギュアだ

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1月24日、木曜日に初地蔵に出かけまして。

桐生市東二丁目、観音院、というよりも
お地蔵さま、日限(ひぎり)地蔵尊と言ったほうが分かりがいい
真言宗豊山派 諏訪山 観音院
(しんごんしゅうぶざんは すわさん かんのんいん)

この1月は、
第2日曜日の13日には広沢町三丁目、曹洞宗・大雄院の幸運祭へ出かけ、
第3日曜日の20日には菱町四丁目、曹洞宗・普門寺のだるま市大祭へ行き。
どうも、お寺によく足が向く。

観音院の本堂にまつられているご本尊は聖(しょう)観音菩薩。
本堂のほか、
日限地蔵尊の地蔵堂、
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ=おびんずるさま=なでぼとけ)、
禰宜師(ねぎし)大明神、
金精大明神、
大黒天、
弁才天
水かけ不動など、
境内にはさまざまな仏様、神様がいらっしゃって。
おもしろい。
飽きない。
仁王門もできたし。

今回、気がついたのですが、
「月山」「湯殿山」「羽黒山」などと文字が刻まれた石碑もありました。
これ、山形・庄内地方の山岳信仰・出羽三山信仰に因むものですよね。

Photo

賑わった初地蔵の縁日。
地蔵堂の祈祷殿にも、ご祈祷を待つ人の列。
あと特に賑わっていたのは、
賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ=おびんずるさま=なでぼとけ)と
禰宜師(ねぎし)大明神でしたね。
おびんずるさまは、自分の体の悪い所、心配な所をなでると、まあ、いいらしい。
禰宜師(ねぎし)大明神は、眼病と歯病を治してくれるという。
お年寄りたちの長い行列ができていました。

しかし。
今回の最大の衝撃、発見はこれであります。

Photo_2

地蔵堂の祈祷殿のわきに設置された、これは、
ガチャとか、ガチャガチャとかいわれる、カプセル入りおもちゃの自動販売機。

なぜ、お寺にこんなものが?と…

あっ。仏像だ。カプセルに入っているのは、仏像をかたどったフィギュアだ。
「和の心 仏像コレクション」
キャッチコピーは
「心安らぐ仏像を、いつも机の上に…」と。

Up

玩具メーカー、エポック社のカプセルコレクションのシリーズだそうです。
(エポック社は、懐かしい野球板とか、シルバニアファミリーの、ウサギちゃんたちのドールハウスなどで有名)

ガチャ1回300円。
欲しい。
特にこの、奈良・興福寺の阿修羅像と、弥勒菩薩半跏思惟像。

(2009年、東京・上野の東京国立博物館「国宝・阿修羅展」行きました。老母を連れて。そのとき海洋堂の阿修羅フィギュア、欲しかった。2980円。買えませんでした)

しかし、ガチャですから、自分の欲しいものが出るとは限らない。
それがガチャのギャンブル性であり、狂おしいところだ。
2回で600円、3回やると900円、それでも出るとは限らない。
(内心、900円でやめようと思っていた)

とにかく1回。
ガチャ。
おお! 阿修羅が出た。すごいぞ、いきなりだ。
気をよくして、もう1回。
ガチャ。
おお! 弥勒菩薩が出た。
ラッキー。

やった、やった。
これ以上、望むべくもない結果ではないか。
信じられないような強運だ。
今年の運を使い果たしたか?

エポック社のカプセルコレクション。

Photo_3 

カプセル入りの仏像コレクションは、
2010年1月から2012年10月までに
5シリーズ(グループ)が出ているそうです。
釈迦如来、阿弥陀如来、大日如来、観音菩薩、
不動明王、金剛力士、毘沙門天、広目天、増長天、持国天…

ワタシのは阿修羅像と弥勒菩薩半跏思惟像。

さっそくウチへ持ち帰って組み立ててみました。

Photo_4

Photo_5

これ、こんな感じ。
大きさは、阿修羅が全高10㌢ほど、
弥勒菩薩が全高8㌢ほどでしょうか。

「心安らぐ仏像を、いつも机の上に…」

関心のあるかたは、ぜひ観音院でご覧になってみて。
お地蔵さまの縁日のときだけでなく、平時でも地蔵堂の祈祷殿わきにガチャ販売機が設置されています。

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