県境に
高くそびえる
仙人ケ岳
桐生市立菱公民館発行の
「菱公民館だより」12月号の記事で参加者を募集していた。
菱町名所めぐり・仙人ケ岳ハイキング。
菱地区生涯学習推進委員会主催の恒例行事だそうだ。
初めて参加してみた。
桐生市の菱町と足利市の境に位置する仙人ケ岳(663㍍)。
ようするに、群馬・栃木県境の山だ。
桐生川左岸の山並みの一角であり、
桐生市側からも、
足利市側からも、
いくつか登るルートがある。
今回は、黒川ダムの林道を詰めて、
西の前仙人ケ岳(647㍍)と
東の仙人ケ岳のあいだの尾根に上がっていくコース。
ワタシは、仙人ケ岳にはこれまで3回登ったことがあるけれど、
この黒川ダムの奥からのコースは未体験だったのだ。
どんな山道なのか、自分の目とカラダで確かめてみたい。
そういう参加動機であった。
集合場所の菱公民館までは自転車で。
どれほどの参加者がいるのか見当もつかなかったが、
かなりの人数が集まった。
案内役のベテランも含めて、
公民館長や職員も含めて、
総勢29人だという。
盛況である。
かなりのご年配の参加者もいらっしゃる。
大丈夫なのか?
黒川ダム奥の登山口までは、
それぞれのクルマに分乗して行くという。
ワタシは自転車しかないので、
親切なかたのクルマに便乗させてもらった。
登山口は、黒川ダムの先、2㌔ほど入ったところ。
大集団で歩き始める。
最初はコンクリート舗装の作業道。
すぐに急なジグザグの山道になる。
急だけれども、アタマの先には、めざす尾根と空がもう見えている。
勝負は早そうだ。
が、しかし。
自分のペースだけで行くわけにはいかない。
集団で登っているのだ。
ご年配の女性らが遅れ気味になる。
それを庇いながらの登坂だ。
ふだんは自分勝手に歩くだけだけれども、
こういう経験もおもしろい。
この、尾根に出るまでの登坂がいちばん負荷のかかるところ。
上がってしまえば、あとはラクな尾根歩きだ。
仙人ケ岳へ行くには、尾根を東へ辿る。
尾根筋は標高600㍍ほどか。
ところどころ眺めのいいポイントもある。
少々のアップダウンを経て、穏やかな山頂へ到着。
仙人ケ岳山頂では、
国土地理院の職員のかたが、三角点の確認作業などをしていた。
あれに見えるは、
雪を被った日光・奥白根山、だと思う。
足利・小俣の岩切ルートから登ってきたハイカーもたくさんいて、
仙人ケ岳山頂はなかなかの賑わい。
仙人ケ岳は、足利市内ではいちばん高い山なのだ。
小俣側から登った人は栃木県足利市の山だと思っているし、
菱から登った桐生の人は群馬県桐生市の山だと思っているし。
「菱町かるた」に詠まれた
「県境に 高くそびえる 仙人ケ岳」
の鉄製看板が、山頂に立っていたのには驚いた。
菱地区生涯学習推進委員会のメンバーが運び上げ、
砂と水も運び上げ、
セメントで固めて立てたのだ、と。
菱地区生涯学習推進委員会の熱い郷土愛と行動力、
恐るべし。
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