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2007年1月 1日 (月)

身の回りの小さきものたち

Nanten 年が改まったからといって、特段、何が変わるというものでもない。
 いやしかし。
 徐々に、確実に何かが変わっていくのだろう。

 と、できの悪い文学青年の日記みたいなことを書きだしてしまったが。

 日記というほどのものは書いていないんだけどね。
 モノ忘れもするんで、自分の行動の記録みたいなノートは書いてる。
 いつどこへ誰と出かけたとか。
 誰に会ったとか。
 何を食ったとか。
 何をいくらで買ったとか。

 書き始めは、特に動機というようなものはなかったような気がする。

 やっぱりトシのせいで、モノ忘れをするようになって、自分でもいくらか不安になったんだろうね。

 2003年の4月からだから、もう4年近く。
 こういうこともノートを書いてるから、すぐ分かるんだね。
 1ページに1週間分。
 それがもう4冊目。
 毎日は書けないので、2週間分たまったりすると、もう何を食ったか何を買ったか思い出せなくなったり。
 そういうときに頼りになるのが、財布に残っているレシートだったり、ケータイのメールの記録だったりするのよ。

 で。
 2年前の年越しは。
 完全失業状態だった。

 2004年の大晦日は、昼から雪が降ってね。雪かきした。
 2005年の元日は、朝から娘の美容院の送り迎え。

 娘が成人式を迎える年だったんだが。
 元日って、群馬県内100キロを走るニューイヤー駅伝をやるでしょう。
 桐生市役所前の中継所に、新成人の代表が呼ばれるんだ。
 それでウチの娘も、和装の晴れ着姿で行ったんだ。

 TBSテレビの生放送に、お天気キャスターの森田さんと一緒に映ったり。
 大沢市長と一緒に映ったり。

 そういえば今年は選挙の年ですねえ。

 ワタシはそのころ。
 クイズミリオネアの二次選考を突破していて、1月15日がフジテレビでの最終選考だった。
 攻略本も読んで、市立図書館に3日間こもって集中勉強。
 それで行きましたよ。フジテレビ第2ビルのある天王洲アイル。

 筆記試験はかなり、そう8、9割できた、と思う。
 だが、ディレクター面接で「1千万円取ったら、何に使いますか?」と聞かれて、ロクな返答ができなかった(ディレクターはサンダル履きだった)。
 ウソはだめだしね。

 結局ね。番組的には、絵になる1千万円の使い道がないと、ね。
 それで、お台場までは行けなかった。

 1年前の年越しは。
 やっぱり完全失業状態だった。

 2、3度、再就職しかかったが続かなくて。
 2005年の暮れは、倉庫作業のバイトをしてた。
 大晦日はユニクロへ行ったが、何も買わないで帰ってきた。
 2006年の元日は、レンタルビデオで東宝映画「空の大怪獣ラドン」を観た。
 テレビの深夜アニメ「北斗の拳」を観た。
 Gackt(ガクト)が声優やってた。
 けっこうおもしろかった。

Semi こういう、くだらない、こまごましたことが分かるわけですよ。
 行動の記録のノートを書いてると。

 で。
 自分ではこのノートのことを「行動の記録」とか呼んでたんだけど。
 最近、うまい言葉に気づいた。
 こういうのを「備忘録」っていうんだよね。
 そうだ。そうだ。
 これは備忘録だったんだ。

 備忘録という言葉が、どこにあったかというと。

 2006年の日本映画の収穫、とも評される「明日の記憶」

 若年性アルツハイマー病に冒された主人公が、徐々に記憶を失っていく不安に駆られて書き始めたノート。
 それが備忘録だったのです。

 今回の写真は、ナンテンの赤い実と、年を越した蝉の抜け殻。

 ナンテンは、「難を転ずる」に通じることから縁起のいいものだそうですね。

 蝉の抜け殻は空蝉(うつせみ)ともいうそうで。
 空蝉って、源氏物語とか、そう、一青窈の歌にもあったよね。
 無常観というか、なんとなく文学的?

 いま生きている自分が確かに見た、身の回りの小さきものたちの記録。

 なかなか「007」の話に行けないな。

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コメント

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投稿: GENAGolden31 | 2012年3月 5日 (月) 10時39分

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