ザリガニ釣った
台風4号が去り、新潟県中越沖地震が甚大な被害をもたらした16日。
被災地のみなさんには申し訳ないが、ワタシは呑気に桐生川のまわりを自転車で徘徊していた。
八坂橋を菱町側に渡り、上流の広見橋へ向けて、クネクネと狭い山際の道を行く。
ここでまた回想。
そうだ。昔、土砂崩れで人が死んだことがあったな。ここで。
この山の上の、城ノ岡団地を造成していたころ。
1時間あたり何十㍉という、ものすごい大雨の日。
この道を通っていたクルマが、クルマごと土砂に巻き込まれ、乗っていた男女2人が死んだ。
暗くなってから駆けつけた警察も消防も、土砂に阻まれてすぐには手が出せなかった。
写真を撮る新聞記者も泥まみれになって必死だった。
もっともっと昔の子どものころ。
このすぐそばの桐生川に、ちょっとした淵があって、そこで遊んだ。
たしか亀が淵とか呼ばれている、いまもある淵だ。
そこにプラモデルの船を浮かべて走らせたことがあった。
山際の田んぼでカエルを捕ったな。
中学校でカエルの解剖をやったが、あのカエルは自分たちで捕ってきたんだっけ?
同級生のフジイと来たとき、ものすごく大きいトノサマガエルだったかヒキガエルだったかが捕れて。
どっちが持ち帰るかでもめそうになった。
回想終わり。
おっと。
道の上で、何かペチャンコに潰されている。
カエルかと思ったら、ザリガニだった。
そうだ!!
前々から、ザリガニ釣りをしようと思っていたのだ。
桐生市宮本町の吾妻公園は、じつはザリガニ釣りの穴場である。
蓮池でザリガニが繁殖している。
親子連れがザリガニ釣りをしているのをよく見かけていたのだ。
ぜひ釣ってみたい、と思い始めたら、矢も盾もたまらず。
桐生川から自転車を飛ばして、いったんウチへ帰り、エサにする裂きイカ少々と、凧糸1㍍ほどを持って、また自転車で吾妻公園へ。
まるで中学生である。いま、そんな中学生いないか。
凧糸は使わないで済んだ。
ザリガニ釣りの先人たちが残していった竿(枝)と糸が、池のまわりの植え込みの陰に何本もある。
エサの裂きイカだけ新しいのを結びつけて。
これがすぐ釣れる。
釣っては池に返し、釣っては池に返し。
だんだんと大物狙いになる。
小さいザリガニはただ黒っぽいだけだが、大きいやつは赤くなっている。
陸に上がったザリガニはけっこう素早い。
素手で捕まえて池に投げ返してやるのだが、うまく背後から掴まないと挟まれるからね。
こうやって写真を撮るにも、いろいろ工夫がいるのです。
左手に竿を握り、糸を短く手繰って持ち、右手でカメラを構え、接写モードにしてストロボを焚き、背景にザリガニ釣りの親子が入るような構図にして。
ザリガニは動くし。
これは遠近法で、ザリガニが大きく写ってるけど。
後ろのハチマキのお父さんと同じくらい大きいザリガニが、ホントにいたら怖いね。
突然変異か!!
恐怖の巨大ザリガニ現る
警察の特殊部隊により吾妻公園は封鎖。
付近住民は避難だな、こりゃ。
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コメント
ザリガニ釣り懐かしい!
投稿: 波田純 | 2016年6月13日 (月) 01時07分