ガンダーラ仏は超イケメン
上野である。
西郷どんである。
暮れのうちに来たかったのだが年を越してしまった。
しかし、それで正解であった。
東京国立博物館。
1月2日から新春企画「博物館に初もうで」。
そして1月2日だけ
平常展が無料で観覧できるのである。
平常料金一般600円のところが、タダ。
望むところだ。
東京国立博物館の中では「東洋館」がわりと好きですね。
インド・ガンダーラ彫刻や中国彫刻。
そしてエジプトのミイラ。
で。
結局、本館の「日本美術の流れ」もひととおり観てしまう。
「新春特別展示」や「新春の国宝室」もあるし。
だが、今回、いちばん見たかったのは
本館の特別陳列
「仏像の道―インドから日本へ」だったのです。
仏像の誕生したガンダーラから中国、朝鮮半島、日本の仏像を特集し、それぞれの時代、地域で、どのような仏像が作られ、人々の信仰を集めていたのかをたどる―というのが今回の展示の趣旨だそうで。
前々から思っていた。
インド・ガンダーラの仏像と日本の仏像を比べると一目瞭然。
仏さまの姿形、ルックスがまったく違う。
こんなに違っていいのか。
同じ仏教なのか。同じように仏像と言っていいのか。
俗な言い方で、ひとことで言ってしまいますと
ガンダーラ仏は、たいへんなイケメンだ。
ギリシャ彫刻、とはまた少し違うのだけれど
顔の彫りは深く
鼻筋はすっと、きれいに通り
目はぱっちり
甘い顔立ち。
ようするに、美しいインドの若者である。
日本の仏像に比べたら
クシャーン朝時代のガンダーラ仏なんてはるかに古いわけだが
却って新しく感じるというか
まるでジャニーズ系!?
ガンダーラ仏、恐るべし。
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