劒岳 点の記
自分が観た映画の話も書けばいいんだが、
なかなか書けない。
この夏以降だと覚えているだけで
「クライマーズ・ハイ」
「崖の上のポニョ」
「ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発」
「俺の空だぜ!若大将」(桐生市立中央公民館・市民ホール)
「ハムナプトラ3」
「西の魔女が死んだ」
「おくりびと」
「椿三十郎」(黒澤明監督、桐生市中央公民館・市民ホール)
「容疑者Xの献身」
「ICHI」
いわゆる「単館モノ」みたいな、
難しぶったものも、じっくり観てみたいのだが。
地方だと、なかなか叶わない。
このほかビデオ鑑賞ですと
「海の若大将」
「お嫁においで」
「エレキの若大将」
「男はつらいよ」(シリーズ第1作)
「続・男はつらいよ」(シリーズ第2作)
なども観ましたね。
11月中にあと最低2回は映画館に行くつもり。
招待券があるのです。
本もたまに読むが、特に自分の読書記録については記してこなかった。
あ。
東野圭吾の「ガリレオ」シリーズ。
長編「容疑者Xの献身」
短編集「探偵ガリレオ」
短編集「予知夢」
については、ポン、ポン、ポンと
一気に続けて読んでしまった話は書きましたかね。
映画化作品公開がきっかけになって、
映画を観る前に、どうしても読んじゃえ、と。
勢いづくというわけで。
同じようなことで、
新田次郎著「劒岳 点の記」
を10月末に読んだ、と。
これも映画化されて、来年6月に公開されるのだ、と。
明治40年(1907年)、つまり百年前の実話を基にした小説なんだ、と。
陸軍参謀本部陸地測量部の測量手・柴崎芳太郎は、五万分の一地形図作成のために三等三角点網を完成すべく、北アルプス(まあ、当時は北アルプスなんて言葉はないだろうから、越中・富山の奥山)立山連峰・剱岳への登頂と三角点埋設の命令を受ける。
当時の剱岳は立山修験道の信仰の山、地獄の針の山であり、人間には登れない、登ってはならない山でもあった。
あまりの険しさに、それまで陸地測量部も登れない未踏峰であり、そのためにその地点だけ地形図が空白になっていた。
悪天候や地元の反感、富山県の役人との軋轢、山岳会との競い合いなど、さまざまな困難と闘いながら、柴崎の一行は登頂ルートを探していく。
洞窟で出会い、やがて死んでしまった行者が言い残した謎の言葉…
「雪を背負って登り、雪を背負って帰れ」とは?
艱難辛苦の末、剱岳登頂に成功するのだが、そこで柴崎らが見たものは、なんと…
登場人物は、実在の人物を基にしている。
名前も同じ。
堂々たる山岳アドベンチャーロマン。
日本地図最後の空白地点を埋めるために
命を賭けた男たちの記録(トゥルーストーリー)、だと。
で。
FM桐生の中高年向け人気生放送番組(?)
柄澤・小林 おしゃべりサンデーで
この話を大げさにしたところが。
聴いていたリスナーから、熱い反応がありました。
桐生市本町五丁目で革工芸の工房をやっているHさん。
その柴崎芳太郎らが明治時代に測量した、
陸軍参謀本部陸地測量部発行の五万分の一地形図を持っている、と。
その実物と対面。
剣岳が掲載されているのは、五万分の一地形図「立山」の図葉であった。
文字の表記も、現在の国土地理院発行の地形図とは大いに異なる。
その図葉の左上のあたりに
「嶽劒」
とある。
「岳」は、地獄の「獄」のような字だ。
標高は3003㍍になっている。
(現在では2999㍍とされている)
これを見せてくれたHさんによれば、桐生の古い時代の登山家から譲り受けたものだ、と。
そのかたはすでにこの世にはいらっしゃらない、と。
そのかたの印が地図の裏には押してある。
Hさんはついでに、革製の地図ケースも見せてくれた。
これも古い時代のものだ。
旧陸軍の将校が使った地図ケースだという。
ふーむ。
貴重なものを見せていただきました。
なんでも、しゃべってみるものですねえ。
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