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2013年2月13日 (水)

バードウオッチング入門 ルリビタキ♀を撮影しました

Photo_3

バードウオッチングの話です。

①2月10日(日)吾妻公園バードウオッチング
②2月16日(土)桐生市南公園野鳥観察会
③2月17日(日)桐生自然観察の森バードウオッチング
いずれも午前10時~正午。事前申し込み不要。

どうも、そういう季節らしい。
木の葉が落ちて、素人でも鳥を見つけやすいらしい。
一度参加してみたい、ということで。
①2月10日(日)吾妻公園バードウオッチング
に参加してみました。

吾妻公園では去年5月にも行われたそうです。
①と②はいずれも財団法人桐生市スポーツ文化事業団が主催。
かつての体育協会、文化事業団、施設管理協会が合併し事業団に。
公園の管理・運営は事業団の公園事業部が担当。

講師には、桐生自然観察の森レンジャーの方が来てくれて、いろいろ教えてくれます。
双眼鏡の貸し出しあり。

ワタシは長年愛用の、安物の8倍×口径30㍉を持って、自転車で出かけました。
(8倍ぐらいがちょうどいい、と分かった)
集合場所は吾妻公園駐車場。
20人以上はいましたね。
バードウオッチングを趣味にして、あちこち出かけて経験を積んでいる人も多いようでした。

一行ぞろぞろ歩いて、いろいろ教わりながら、
おなじみの公園内をじっくり、ゆっくりひと回り。
おなじみの吾妻公園が、なんだか新鮮に感じる。

専門家の桐生自然観察の森レンジャーの方によると、
この日、吾妻公園で見られた野鳥の種類は、

ハシブトガラス
カケス
モズ(メス)
ウソ
ヒヨドリ
ルリビタキ(メス)
シロハラ
シジュウカラ
メジロ
キクイタダキ
コゲラ
ヒガラ
ヤマガラ
エナガ

などなどだそうです。

ド素人の、まったくの完全なる初心者のワタシの場合、
「あそこに○○がいる。あれが○○ですよ」と教わって、
「ああ、あれが○○ですか、ハァ、ヘェ、そうなんですか」と。
はなはだ不確かな反応しかできない。頼りないこと、この上ない。

それでも、指差してもらって教わって、
「あっ、あそこにいる」と見られた鳥は、
カケス
モズ(花菖蒲園の杭の上に止まっていた)
ヒヨドリ
ルリビタキ(メス)
メジロ
ヤマガラ
キクイタダキ
など。

Photo_4

ルリビタキ(メス)は唯一、写真に取れた!!
吾妻公園の上の方の池の周りにいた。
もちろん、あれがルリビタキ(メス)だと教わったから分かったんですよ。
メスよりオスの方がきれいで、名前のとおり瑠璃色だそうです。
見てみたい。

それと、キクイタダキ。
初めてその名前を聞きました。
木の上の、高いところの枝を動き回っている。
1羽じゃない。何羽かいるのが見える。
ほぼ真上を見上げる形になり、首が痛いようだ。

小さい鳥だ。
日本国内では最も小さい鳥なんだって。
全長10㌢、体重は3~5㌘だそうです。
ホバリングして、ようするにヘリコプターのように空中停止して、
枝の昆虫とか、昆虫の卵を捕食するそうだ。

世界最小の鳥、ハチドリのことを思い出しました。
ハチドリもホバリングして、花の蜜を吸うんだそうですね。

で。
バードウオッチャーのあいだでは、キクイタダキ、人気者のようだ。
相当詳しい参加者のみなさん、
自然の森の専門家のみなさん、
「キクイタ、かわいいね~」などと、
略称というか、愛称で呼んで見上げている。

ワタシは、初めて聞く名前だというのに。

キクイタダキという名前は、
頭頂部に黄色い冠羽(かんう、かんむりばね)があるため、
「菊を戴く」という意味から付いたんだそうです。
(戴くは、頂戴いたします、のダイ)
高い枝にいるので、今回、アタマの色は分かりません。

また、
シジュウカラ(四十雀)という名前は知ってましたが、
ゴジュウカラ(五十雀)というのもいるんだそうで。
初めて知りました。
木の幹に、アタマを下にして逆さまの姿勢で止まったり、
アタマを下にしたまま木を下りたりするんだそうです。
今回は見られなかったけれど。
おもしろそう。見てみたい。

ロクジュウカラ(六十雀)やナナジュウカラ(七十雀)もいるのか?
(高齢社会だから?)
それはいないそうです。

Photo_5

少しだけ新しいことを知ると、自分の無知がよく分かる。
その原則をまたまた痛感いたしました。

次回の2月16日(土)、南公園野鳥観察会にも行ってみようかな。
梅もちらほら、咲き始めたというし。

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近藤酒造を訪ねる天国のような旅

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みどり市大間々町の醸造文化と、おいしい新酒の話です。

大間々では現在、酒造業2軒、醤油醸造業1軒が営業しています。
「福栄」の奥村酒造さん、一昨年に見学させてもらいました。
「日本一しょうゆ」の岡直三郎商店さん、一昨年も昨年も見学させてもらいました。

自分でも関心あるテーマです。
昨年の今ごろ、岩宿博物館の第53回企画展「醸造の文化史―みどり市の酒・醤油―」も見学したし。

http://blogs.yahoo.co.jp/noyama_walker_karasawa/3373595.html

三軒のうち、これまで見学のチャンスがなかった「清酒 赤城山」の近藤酒造さん。
ついに念願かないました。
新酒のシーズンに毎年行っているというグループに合流させてもらいまして。
見学できて、おいしい新酒を試飲できて、もう最高。

これは立派な「旅」ですから、わたらせ渓谷鐵道に乗って出かける。
桐生―大間々は片道運賃270円。
18時06分発。
乗っているときから期待が膨らみ盛り上がる。
渡良瀬川を渡り、相老を過ぎ、大間々へ。

お邪魔します。
初めての見学です。

いや、もう。
いきなり、「もろみ」と大吟醸の生、本醸造の生の飲み比べなんか用意されていたりして。
ありがたくて申し訳ないようだ。
口当たりがよくて、飲みすぎてしまうのが怖い。
おいしすぎて警戒。

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工場見学は、まず、おいしい水を提供してくれる井戸を拝んでから。
はしごを上がって、仕込みタンクを上から覗かせてもらう。

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仕込みタンクの中では、白い「もろみ」が発酵して、ブツブツ泡を出している。
炭酸ガスがどんどん発生しているようだ。

タンクの上に顔を近づけたら、炭酸ガスを吸い込んだ。
びっくりした。
鼻から炭酸水を吸い込んだような衝撃。ガツンとくる。

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大吟醸の生も、本醸造の生も、素晴らしくおいしい。
が、しかし。さらなる驚きは「ふねくち」だ。
ほかの酒造メーカーでは「ふなくち」とも「ふなぐち」ともいうようだ。
(「菊水」なんか)

熟成した「もろみ」を搾って、新酒と酒粕に分離する作業が「しぼり」。
そのためのプレスマシーン「連続式もろみ圧搾機」。
これで搾って、その酒槽(ふね)から流れ出る、
まさに搾りたてのお酒が「ふねくち」だ、と。

近藤さんが、柄杓で汲んで試飲させてくれる。
なんともいえない、濃厚で、しかしフレッシュな生原酒!!
アルコール度数は約19度だそうです。

このトシ(年齢)になっても、まだまだ素晴らしい体験があるなあ。
生きててよかった、と。
そういう天国のような大間々の旅でした。

近藤酒造さん、ありがとうございます。

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堀マラソンは「冬のイベント」か?

Up

史上最多の8605人がエントリーした第59回桐生市堀マラソン大会。
2月10日(日)は、風もなく、暖かく、春めいて、いい日和でした。
開会式の中学生の合同ブラスバンド演奏、よかった。

ワタシはもうだいぶ以前に、ファミリーの部(3㌔)で走ったことがありますが、
近年はランナーとして参加していない。
でも毎年、会場に出かけて見物します。

お祭り見物みたいなもので、たくさんの人たちを見るのが好き。
基本的に、健康で、幸せな人たちが集まってくるわけだから。
明るい笑顔がたくさん見られる。

Photo

今年はこんなことを考えました。
季節感(季節観?)のことです。

桐生タイムスの今年の記事では、
「桐生市の冬の一大スポーツ祭典」とある。
堀マラソンは「冬のイベント」かなあ、と少々ギモンに思った。

そうしたら、主催者の桐生市の開催要項・開催趣旨にも「冬の一大イベント」と書いてあるんですね。
桐生市体育協会初代会長 堀 祐平氏の業績をたたえるとともに、
冬の一大イベントとして、市民スポーツの普及振興、体力の向上、健康増進につとめ、
さらに明るい健全なまちづくりと桐生市の活性化を図ることを目的とする。

まあ、主催者がそう言ってるんじゃ仕方ない、ということもあるでしょうが。

しかし、以前は桐生タイムスの記事も、
「桐生のまちに春を呼ぶ、早春のスポーツイベント」
とか
「ランナーたちが春風のように目抜き通りを走り抜け、市民スポーツの花を咲かせた」
とか
大袈裟かもしれないが、春めいた、うんまい記事を書いていたと思う。
(記者にとって季節感はとても大事な感性だが、書き手によって随分違う)

堀マラソンは「冬のイベント」なのか? 「春のイベント」なのか?
そりゃあ、じっさいには寒くて雪が降ることもあるけどね。
でも2月第2日曜日に催される訳ですから、もう節分・立春は過ぎている。

日に日に日脚が伸び、日差しが明るくなり、
人々が春を待ちわび、待ち焦がれているときですよ。
冷たい風の中にも、小さな春の花を見つけたい、そんな気持ち。
かすかな春の気配をかぎわけようと、そんな気分になっているときですよ。

寒さで縮こまった体を動かしたい、のびのび開放したい。
さあ、みんなで一緒に、笑顔で本町通りを走ろうぜ!!と。
そういうイベントだと思うんですよね。

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だから、まだ寒い時期だから「冬のイベント」だなんて簡単に言わないで、
ワタシ的には「桐生に春を呼ぶ、早春のイベント」って言いたい。
その方が盛り上がるでしょう、せっかくの一大スポーツイベントが。

「ソウシュン」と言っただけで、パアッと明るく前向きな、フレッシュな感じがする。
堀マラソンの賑わいが、桐生のまちに春を運んでくる、そんな感じがするじゃないですか。

言葉の季節感って、大事だと思うんですよね。
言葉ひとつで、気持ちが違うってことがある。
ホントに。

うるさいことを申し上げました。
失礼。

もうすぐ春ですね。

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